TWELITE – 無線マイコンで何ができるかな!?
簡単に無線通信ができるようになる
最近は簡単にマイコンに無線機能を追加することができるようになった。
しかし、このマイコンは追加するという以前に最初から無線機能が標準装備されている。
下の画像は、DIP型になってモノワイヤレス株式会社から発売されているTWELITE DIP(トワイライトディップ)に単三電池を繋いだところです。一応これだけで子機として電波の送信を開始する。最初から簡単なアプリが書き込まれている。実際には仕事をする回路を繋いだりする必要があるだろうが電池を繋いだだけで動くのはありがたい。
なお、これに目をつけた理由は他にもある、それは独自のアプリが作れるという点だ。
マイコン部の主な仕様
- SoC: JN5164
- RAM: 32kバイト
- フラッシュ: 160kバイト
- EEPROM: 4kバイト
- UART: 2ポート
- I2C: 1ポート
- SPI: 3セレクタ
- ADC: 4チャネル(10ビット)
- コンパレータ: 1ポート
- PWM: 4ポート
- システムタイマ: 1ポート
- GPIO: 最大20ポート
- パルスカウンタ: 2ポート
※上記は全て同時に使える訳ではない。
※この仕様は BLUE バージョン。
無線の仕様
- 無線規格: IEEE802.15.4準拠
- 周波数帯: 2.4GHz
- チャンネル数: 16チャンネル
- 変調方式: O-QPSK、DSSS
※日本国内での技適済み。
動作条件
- 電源電圧: 2.0〜3.6V(最大が3.6Vなので超えてはダメ)
ソフトウェア開発環境(SDK)
最近は Visual Studio Code で編集&ビルドできる方式になり、以前に比べるとかなり開発効率がアップした。しかも無償で提供されているのでとても助かります。
SDKの使い方について詳しく知りたければドキュメントを参照ください。
SDKには以下のようなサンプルアプリが付属しているので、スグに開発を始めることができます。
- 標準アプリ
- 無線タグアプリ
- リモコンアプリ
- シリアル通信アプリ
- アナログ信号通信アプリ
開発に必要なもの
- ソフトウェア開発環境(SDK)
- 開発用PC
- USBケーブル(microUSB)
- TWE-Lite-R
- 書き込みツール(SDKに同梱)
- Visual Studio Code(マイクロソフトのサイトからダウンロード、無償)