UVレジンで眼球模型を作ったときのまとめ

初めてUVレジンを使ってみた

初めてUVレジンを使い、ホラー系の眼球模型を作ってみた。
せっかくなので、実際に使ってみて分かったことや気づいたことをまとめておく。

眼球模型(ホラー系)

UVレジンは通常1液性で、光によって硬化するため遮光容器に入っている。室内照明の影響でもわずかに硬化は進むと思われるが、通常の室内作業で支障を感じることはなかった。ただし、太陽光には硬化に必要な波長域の光も含まれているため、直射日光が差し込む環境での作業には注意が必要だ。

硬化前のレジンは皮膚に付着させないようにし、手袋や換気など、製品ごとの注意事項に従って取り扱う必要がある。

硬化後の色は透明なものが主流で、必要に応じて着色剤を加えて使用する。

硬化前の粘度については、「低粘度」「中粘度」「高粘度」といった表現が使われているが、その基準はメーカーによってかなりばらつきがあるように感じた。流し込みやすさや盛りやすさ、気泡の抜けやすさなどにも影響するため、理想的には複数の製品を試し、用途や自分の作業方法に合ったものを選ぶのがよさそうだ。

UVレジンとUVライト

低粘度(ハードタイプ)

LET’S RESIN UVレジン液 300g レジン液 UV/LED対応 レジン液 大容量 クリスタル状透明 硬化速い 低刺激性 高い透明

感想:初めてでも、扱いやすかった。ノズルのキャップのネジ山が小さいので強く締めすぎると空回りする。ただし、個体差がある。低粘度で流れるため、型にもなじみやすい。完全に硬化させればべたつきは無かった。

容器:ノズルが別に同梱されている。納品時のキャップは、軽く押しながら反時計に回すと開く。容器の口はシールで密閉されているため、カッター等で口の内側に沿って切り取ると容易に開封できる。オープナーは付属しない。

購入先:Amazon

中粘度(ハードタイプ)

LET’S RESIN UVレジン液 500g レジン液 UV/LED対応 大容量 クリスタル状透明 硬化速い 低刺激性 中粘度

感想:適度な粘りがあり、型のフチまで盛ったとき、低粘度のように流れる心配が軽減された。

容器:低粘度と同じ。

購入先:Amazon

硬化後の硬さには、主にハードタイプとソフトタイプがある。主流はハードだが、弾力を持たせたソフトタイプも販売されている。

今回使用した複数のソフトタイプでは興味深いことに、硬化前の粘度の違いに対応するように、硬化後の弾力にも違いが見られた。粘度が低いものほど柔らかく、高いものほど硬くなる傾向だった。ただし、これは今回使用した製品で確認できた傾向であり、粘度と硬化後の物性が一般的に比例するとは限らない。今後、ほかの製品でも試してみたいところだ。

また、今回使用したソフトタイプの引張強度はそれほど高くなかった。シリコンのような粘り強さはなく、手で引っ張っても一定のところで破断する。柔らかいからといって、シリコンと同じような使い方ができるわけではなさそうだ。

虹彩模型

硬化時間については、無着色のレジンを一般的なUV-LED硬化ライトで照射した今回の条件では、10~20秒ほどで流動性がなくなり、20秒を超えたあたりからかなり硬化した。ただし、表面のベタつきがなくなるまでには、さらに照射が必要だった。

また、厚みが増すほど内部まで光が届きにくくなる。全面を安定して硬化させるには一方向から照射するだけではなく、形状に応じて複数方向から照射した方がよい。今回の条件では、概ね10mm程度の厚みがある部分について、合計120秒程度を一つの目安として照射した。

硬化(UV照射)

もちろん、硬化時間はレジンの種類、ライトの波長や出力、照射距離、造形物の厚みなどによって変わるので、これはあくまで今回使用した材料と環境での目安である。

眼球模型の毛細血管

さらに、着色すると硬化条件が変わってくる。

色が濃くなるほど光が内部まで届きにくくなるため、無着色の場合より長く照射する必要がある。着色を強くしすぎると表面だけが硬化し、内部が十分に硬化しない可能性もある。そのため、今回のような厚みのある造形では半透明程度にとどめたり、複数回に分けて成形・硬化したりする方が扱いやすいと感じた。

そして、実際に使ってみて意外に厄介だったのが気泡。

表面付近の気泡であれば温風を軽く当てることで消せる場合があるが、内部に入り込んだ気泡は、低粘度のレジンでも簡単には抜けてくれない。後から取り除こうとするより、注入するときに気泡を巻き込まないよう、ゆっくり丁寧に作業することが重要だと感じた。

初めて扱った材料なので、まだ分からないことも多い。

今回作った眼球模型についても、虹彩、血管、透明層、着色、気泡、硬化方法など、まだまだ試してみたいことがある。

完成品を作ることも楽しいが、材料の特性を一つずつ確かめながら、どう使えばよいのか探っていく過程も面白い。

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